オリヅルラン

孤独の旅人

2015年07月07日 19:30

あまり大事にされずに
絶えてしまった
オリヅルラン

その柔らかな
こんもりとした
感触が欲しくて
手に入れた

玄関先に
隠れるようにあった
オリヅルラン
主役の バラ君の陰で
静かに
目を向けてくれるのを待っていた

そう
その時がやってきた
狭庭の 主役の位置に
吊り下げられた

見事に伸びきっていた
蔓を
剪定して
水槽に 花の部分を
植える

ここに 根がたくさん出てくる
それを鉢に植えると
その柔らかな
こんもりとした
感触を たくさん味わえるようになる

目が向けられなくてもいい
自分は自分
ひたすら時を待って
生きていくのがいい
そんな おまえに
心が動く






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