メリークリスマス
今年もどんどんと
日がなくなっていく
若い頃の感覚とは違った
年の瀬になってきている
子どもの頃は
クリスマスというと
ケーキなどを食べたことがない
ところが
ある年から
アイスクリームの
ケーキが登場した
兄弟で奪い合うような姿はなかった
兄も姉も
弟に一番大きいのをあてがってくれていたからだ
兄や姉には
かわいがられていたのかも知れない
病弱だったから
自然と
弟にいいものをくれようという
意識があったのかも知れない
その兄弟に自分はなにもしてきていない
いつか返さねばならない恩かも知れない
と
毎年思うのだが
未だに
兄弟に甘えている自分がいる
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