2020年07月11日

狭庭の花たちⅠ-8

狭庭の花たちⅠ-8



万年青(おもと)

昔の家の庭に
ぎっしりと生えていた

歴史と共にそれらは
消えてしまった

いつからか
万年青がほしいと
あちこちの花屋を
探して歩いた

ようやく一鉢
隅っこの方に
すまなそうに
置かれていた

時代と共に
外に追いやられる花になってしまったのだろうか
自分の記憶では
万年青に
卵の殻を
周りに置いてあったのを記憶している

今もそうした方がいいのか

育て方は
全くわかっていない

ギボウシの所に
一緒のように
植えた

共生してくれたらいい

寂しかった
狭庭で
物語っていると

花が何か語ったてくれるのではないかと
そんな気になる



Posted by 孤独の旅人 at 10:10│Comments(0)四季の彩り
 
 
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